おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

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コモンズ30は30銘柄の日本株に集中投資 ひふみ投信と比較してみる

【2019.02.16更新】

コモンズ投信の『コモンズ30ファンド』は日本株へ投資するアクティブファンドです。

その特徴は、選び抜かれた30銘柄のみに均等分散投資すること。

過去10年でTOPIXを上回るパフォーマンスを発揮しています。

つみたてNISAでも買うことができる、優良なアクティブファンドです。

 

 

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日本のアクティブファンドでは『ひふみ投信』が圧倒的な人気を誇っていますが、ひふみ投信が200以上の銘柄、かつ外国株にも投資するのに対し、『コモンズ30ファンド』は日本の限られた企業に長期投資するのが特徴です。

 

日本株への投資先としてひふみ投信がしっくり来ない人にとって、「コモンズ30」は購入候補になるかもしれません。

 

『コモンズ30』を『ひふみ投信』と比較しながら見ていきます。

 

 

30年、30銘柄、、30にこだわるコモンズ30

「コモンズ30」はその名の通り、やたらと30にこだわります。

  • 30年の長い目線を持って長期投資をする
  • 30銘柄程度へ集中投資する

 

1点目の30年は、単に「長期投資が方針ですよ」と訴えているだけだと思います。

30年間も銘柄を入れ替えないというわけではないでしょう。

 

コモンズ30の大きな特徴は、2点目の30銘柄へ集中投資することです。

日本企業の中から外部環境の変化に強い企業を厳選し、約30銘柄に集中投資するのが基本方針です。

 

コモンズ30はなぜ、集中投資をするのでしょうか?

コモンズ投信はこの理由を次のように述べています。

 

『グローバルな競争が厳しい時代では、企業の優劣の差が大きくなりやすい。

その中で多くの企業に投資すると、パフォーマンスが良いもの、悪いものが混ざり合い、結果的に市場平均に近づきやすくなる。

これでは高い投資効果は望めないだろう。』

 

人気のひふみ投信は230以上の銘柄に分散投資していて、2018年はTOPIXを下回ってしまいました。

こういった状況を避けるために、選び抜いた30銘柄へ集中投資するということです。

 

コモンズ30は海外売上比率が高い企業を中心に投資する

コモンズ30の投資先は「世界で成長し続けられる真のグローバル企業」です。

真のグローバル企業?

どのような企業に投資しているのでしょう。

 

現在の投資先企業は次の30社です。 

 ■コモンズ30投資先企業(2018年7月時点)

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多くの人に名を知られる大企業で占められます。

ちなみに「未来コンセプト」はコモンズ投信が独自に定めている業種分野です。

 

「ユニ・チャーム」は私も個別株でほしいと思っていた株です。

今後の人口成長が望める東南アジアでの売り上げが大きいので、期待しています。

 

他にも「クボタ」「旭化成」「デンソー」「ダイキン」「エーザイ」等、私が個別株でチェックしていた銘柄がかなり含まれているんですよね。

これがコモンズ30が気になった理由です。

 

では、コモンズ30の投資先にはどのような特徴があるのでしょう?

 

「世界で成長し続けられる真のグローバル企業」に投資するとあるように、海外売上比率が高い企業が多いことが特徴です。

 

 ■コモンズ30投資先企業の海外売上高比率(2018年3月時点)

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海外売上高比率50%以上の企業が、30社中21社も含まれています。

 

高齢化社会を迎え、これから人口が減少していく日本だけで勝負するより、海外売上高が大きい企業の方が、成長や収益力に期待できます。だから、海外売上高が大きい企業に投資しているのです。

 

その分、為替に影響を受けそうですけどね。

円高に振れた時、コモンズ30のパフォーマンスがどうなるのかは気になるところです。

 

コモンズ30はこれらの企業に均等分散するのが基本方針です。

30社の投資比率はほぼ同じになります。

各銘柄の平均保有年数は約7年半と、頻繁に入れ替えを行うことはありません。

2018も1度も入れ替えを行っていないです。長期投資を徹底しています。

 

気になるコスト 信託報酬はひふみ投信と同じ

「コモンズ30ファンド」にかかる手数料は信託報酬のみです。

購入時手数料や信託財産留保額はかかりません

 

信託報酬は純資産額が増えるにつれて変わる仕組みです。

■コモンズ30の信託報酬

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2019年2月現在の純資産は147億円なので、信託報酬は1.0584%です。

これはひふみ投信と同程度のコストです。日本のアクティブファンドでは低コストな方だと思います。 

 

コモンズ30の銘柄、パフォーマンスをひふみ投信と比較してみた

「コモンズ30」を日本一のアクティブファンド「ひふみ投信」と比べてみました。

日本株への投資先として、どちらが魅力的なファンドでしょう?

 

組入れ銘柄の比較

■組入れ銘柄数

・コモンズ30 ・・・ 30銘柄

・ひふみ投信 ・・・ 238銘柄

 

まずは、組入れ銘柄数。

コモンズ30は前述のとおり、30銘柄のみ。

ひふみ投信は238銘柄です。日経平均の構成銘柄数より多いです。

 

■組入れ上位業種 

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業種別の比率です。ここにコモンズ30の特徴が見て取れます。

日本企業で海外売上が高い企業に投資していることから、化学や機械分野の業種の比率が高いです。

ひふみ投信はサービスや情報・通信など、国内売上の比率が高い業種が多い印象です。そして、外国株が10%以上を占めます。


■組入れ上位銘柄 

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組入れ上位銘柄を見ると、両ファンドの特徴がはっきりと出ますね。

コモンズ30は大型株のみに投資しているので、有名企業が多いです。

ひふみ投信は組入れ銘柄の50%が中小型株なので、知らない企業も多いですね。

 

純資産・純資産流入額

純資産と純資産流入額を見てみます。

 

■純資産総額

・ひふみ投信 ・・・ 1,297億円

・コモンズ30 ・・・ 147億円

 

 ■純資産流入

 コモンズ30 月次資金流入額

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  ひふみ投信 月次資金流入額

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モーニングスターより引用

 

純資産はひふみ投信が圧倒的に大きいです。

ひふみ投信は2018年の年末に大きく値を下げたので、資金流出額が資金流入額を上回ってしまいました。

(ネット証券で購入するひふみプラスの方は、何とか資金流入額が上回りました)

2019年になってからは復活していますね。

 

コモンズ30は2018年末も資金流入額が流出額を上回っています。

 

 

■トータルリターン (2019年1月 モーニングスターより)

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これは1年、3年、5年、10年の各期間での年率リターンです。

ひふみ投信、TOPIXと比較してみました。

 

コモンズ30はどの期間を取っても、TOPIXを上回っています

ひふみ投信に対しては、3年、5年、10年の年率では劣りましたが、直近1年の年率では逆転しました。ひふみが下げすぎているだけの気もしますが。。。

 

日本株に投資するなら、ひふみ投信よりコモンズ30の方が面白そう

 コモンズ30ファンドの特徴をまとめると次のような感じでしょうか。

 

  • 30銘柄に均等分散で長期投資。銘柄入れ替え頻度は少ない。
  • 海外売上高比率の高い企業への投資を重視。為替等、海外の影響を受けやすいかも。
  • 信託報酬1.0584%とアクティブファンドとしては低コスト

 

「選んだ30銘柄と一連托生! 倒れる時は一緒だ!」的なファンドですか?

さすがに業績がやばくなった時は、銘柄入れ替えると思いますけど。

 

私は日本株に投資するなら、ひふみ投信よりコモンズ30の方が好みです。

 

まず、今のひふみ投信は外国株を10%以上含んでいます。

徐々に外国株の比率が上がっているように見えるので、もう日本株への投資を目的として買うファンドではないです。

 

さらに、ひふみ投信は230以上の銘柄に投資しています。

これだけ銘柄数が多いと、ひふみ投信が投資している企業の個々の業績はパフォーマンスに大きく影響しないでしょう。

ひふみ投信は、投資対象企業に注目して買うファンドではなく、ひふみ投信の投資理念や運用手腕に共感した人が買うファンドだと感じています。

 

それに対し、コモンズ30は投資している30銘柄の業績がファンドの成績に直結します。

とても分かりやすいです。

何だか個別株に投資している気になれます。

 

コモンズ30の場合、別にコモンズ投信の理念を理解できなくてもいいんです。

この30銘柄の中に投資したいと思える企業がいくつかあるのであれば、購入候補になり得るしょう。

 

コモンズ30の投資対象は資生堂、ホンダ、コマツ、ダイキン、ユニ・チャーム、旭化成のように海外でも収益を上げられる、かつ馴染みのある企業が多いです。

 

これらの企業の個別株を買うには大きめの資金が要りますけど、コモンズ30であれば少額から投資できます。

私はこの点に魅力を感じて、日本株への投資として「コモンズ30」を買っています。

 

「30銘柄に 集中投資!」と言われるとリスクを感じるかもしれませんが、大型株がメインなのでそれほど大暴れしないです。

コモンズ30の投資対象企業に期待が持てるのであれば、投資先として面白いかなと思います。

 

 

関連記事の紹介です。

同じように少数の日本株に集中投資するアクティブファンドとして、スパークス・アセット・マネジメントの「厳選投資」があります。

信託報酬は高いですが、 コモンズ30を圧倒するパフォーマンスです。

 

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