おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

流れに身を任せていたら外資系のIT企業で働いていました。そんな私が投資とか趣味について書き連ねる日記です。インデックス投資と米国株がメインです。

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eMAXIS Slim先進国株式とニッセイ外国株式を比較 メリットは何?

(2018年10月21日更新)

私の投資資産の中で最も金額が大きいのは『ニッセイ外国株式インデックスファンド』です。インデックス投資を始めた2015年末頃からずっと積み立ててきました。今はより低コストな『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』も積み立てています。

私はインデックス投資と米国の個別株で国際分散投資をしていますが、今後もこれらのファンドを主力にするつもりです。

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どの国の株式で構成されるのか

「eMAXIS Slim先進国株式」も「ニッセイ外国株式」もベンチマークとする指数はMSCI Kokusai Indexです。

これは MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)という会社が出している海外の先進国の株式指数の一つですね。別名を「MSCI World ex Japan Index」。その名の通り、日本を除く海外先進国22ヵ国の株式市場の大型株、中型株の1,318銘柄が時価総額の大きい順に組み込まれています。 

2018年9月時点のMSCI Kokusaiの国別比率です。

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https://www.msci.com から引用

現在の世界経済で独り勝ちな状態のアメリカが70%近くを占めています。次がイギリスですね。そのあとはフランス、カナダ、ドイツと続きます。

他にどんな国が含まれるか見てみましょう。

 

 【北米】アメリカ、カナダ

 【欧州】オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、

     ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル

     スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス

 【中東】イスラエル

 【アジア】香港、シンガポール

 【オセアニア】オーストラリア、ニュージーランド

 

先進国のみで構成される指数なのでアジアは少ないです。南米、アフリカはゼロですね。

先進国は英語で"developed countries"。その名の通り発展が完了した(?)国なので、経済は安定しているでしょう。ただ、インドや東南アジア等の新興国に期待されるような今後の急激な経済成長は直接的には取り込めないですね。  

上位銘柄は全部アメリカ企業

MSCI Kokusaiの上位20銘柄を見てみます。MSCIのホームページでは上位10銘柄しか見つけられなかったので、MSCI Kokusaiと連動するETFである「iSares MSCI Kokusai ETF」のデータから調べました。

2018年10月18日時点の上位20銘柄です。

順位 銘柄 比率(%)
1 APPLE INC 2.93
2 MICROSOFT CORP 2.2
3 AMAZON COM INC 2.01
4 JOHNSON & JOHNSON 1.04
5 FACEBOOK CLASS A INC 1.03
6 JPMORGAN CHASE & CO 1.01
7 EXXON MOBIL CORP 0.96
8 ALPHABET INC CLASS C 0.95
9 ALPHABET INC CLASS A 0.89
10 BANK OF AMERICA CORP 0.75
11 BERKSHIRE HATHAWAY INC CLASS B 0.73
12 PFIZER INC 0.72
13 UNITEDHEALTH GROUP INC 0.71
14 NESTLE SA 0.69
15 VISA INC CLASS A 0.68
16 WELLS FARGO 0.68
17 AT&T INC 0.65
18 VERIZON COMMUNICATIONS INC 0.62
19 CHEVRON CORP 0.62
20 CISCO SYSTEMS INC 0.59
21 INTEL CORPORATION 0.58

あ、21銘柄になってしまった。 まあ、いいや。

殆どアメリカの銘柄ですね。14位にスイスの食品会社であるNestleがようやく入ってきます。この後も26位くらいにスイスの製薬会社であるノバルティス・ファーマが入ってくるまで全部アメリカ企業です。

何れにせよ、殆どが聞いたことある世界的な優良企業ですよね。

MSCI Kokusai Indexと連動する『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』や『ニッセイ外国株式インデックスファンド』を買えばこれらの株式にお手軽な値段から投資することができます。自動的に世界TOPの優良企業に分散投資できます。

ずっと人気なニッセイ外国株式インデックスファンド

『ニッセイ外国株式インデックスファンド』はニッセイアセットマネジメントが販売するMSCI Kokusai Indexと連動するインデックスファンドです。

2013年に販売開始されてから人気の投資信託で「投信ブロガーが選ぶ Fund  of the Year」で2014年~2016年までは1位、2017年も2位でした。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017  ※別のサイトに飛びます。

 

その魅力は手数料の安さです。私が購入開始したときの信託報酬は確か0.3%くらいでした。当時人気だった「世界経済インデックスファンド」や「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は0.5%超でしたから、いかに低コストで提供してくれたかが分かります。

現在は数多のインデックスファンドのコストダウン争いに負けず、0.11772%にまで信託報酬を下げました。

私、インデックス投資はずっとニッセイ外国株式をメインに積み立てていくつもりでした。あいつが来るまでは。。。

これが先進国ファンドの最適解? eMAXIS Slim 先進国株式

『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』は三菱UFJ国際投信が販売する投資信託です。販売開始は2017年2月と歴史は浅いですが、当時のニッセイ外国株式を凌駕する信託報酬の安さで瞬く間に人気となりました。

この低コストを可能とする仕組みはファンドの構成によるものが大きいようです。

eMAXISもニッセイも運用方法としてファミリーファンド方式を採用しています。ファミリーファンド方式とはベビーファンドが皆さんのお金を集め、それをマザーファンドに投資する。実際に運用するのはマザーファンド、と言った仕組みです。

 

 ■eMAXIS Slimのファンド構成 

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ニッセイ外国株式や他のインデックスファンドはベビーファンドもマザーファンドも同じ時期に設立しているのではと思います。

ですが、eMAXIS Slimシリーズはこのマザーファンドに従来から存在するeMAXISシリーズを運用する「外国株式インデックスマザーファンド」を利用する仕組みを取りました。開始当初から巨額な資産を持つマザーファンドが存在します。その資金力を生かしてコスト低下に繋げているようです。

他のファンドは思わなかったのでしょうか?

 「え。。何かずるくない?」

と。

ま、買う側にとっては低コスト化されれば運用形態はどうでもいいことかもしれません。

現在の信託報酬は0.11772%で、ニッセイ外国株式と同じですね。ニッセイ頑張りますね。

インデックスファンドはベンチマークとなる指数に連動するように株式を買い付けるだけなので、同じ指数を採用するファンドの資産成績はほぼ同じになります。

なので、信託報酬を下げてコストメリットを出すことがインデックスファンドの宿命みたいな感じです。最近もニッセイが信託報酬が下げるとeMAXIS も追撃するといったチキンレースがありました。

ですが、ここまで下げるとそろそろコストダウンも撃ち止めのように思えますね。まだ下げれる余地はあるのか?そのうち、バンガードのETFと同じような値段になるとか?

ニッセイ外国株式とeMAXIS Slim 先進国株式の資金流入金額

同じベンチマークを指数とするファンドなのでどっちも成績に大きな差はないでしょう。今はどっちが人気なのか、各ファンドの資金流入金額を見てみました。

モーニングスターで調べることができます。

 ■eMAXIS Slim先進国の月次資金流入金額

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eMAXIS Slim先進国は毎月20億円前後が流入してます。2018年の急上昇はつみたてNISA開始の影響ですかね。

■ニッセイ外国株式の月次資金流入金額

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ニッセイ外国株式も直近は毎月20億前後で大差ないです。つみたてNISA開始時の流入額が凄いですね。

何となく今はeMAXIS Slimの方が人気あるのかと思ってたので少し意外な結果です。eMAXIS Slimに対抗して信託報酬を引き下げた効果か、それとも実績あるものは強いということなのでしょうか。そう言う私もニッセイ外国株式の積み立てをやめていないです。

実質コストの違いは

ニッセイ外国株式とeMAXIS Slim先進国の現在の信託報酬は同じですが、それ以外のコストで差がつくかもしれません。両ファンドの実質コストはどうなのでしょうか。

 

■eMAXIS Slim先進国の実質コスト (2017年2月27日~2018年4月25日)

信託報酬 0.184%
売買委託手数料 0.016%
有価証券取引税 0.038%
その他費用 0.038%
合計 0.276%

 eMAXIS Slim先進国の第1期の実質コストです。2017年2月27日~2018年4月25日のコストなので、422日間分のコストです。信託報酬以外の手数料を年間の額に換算すると

  (0.016+0.038+0.038) ×365÷422 ≒ 0.080%

になります。今の信託報酬は0.11772%なので、実質コストは

 0.11772+0.08 = 0.19772%

あたりでしょうか。

 

■ニッセイ外国株式の実質コスト (2016年11月22日~2017年11月20日)

信託報酬 0.215%
売買委託手数料 0.007%
有価証券取引税 0.020%
その他費用 0.073%
合計 0.315%

ニッセイ外国株式の第4期の実質コストです。363日間のコストですね。同じように信託報酬以外の手数料を年間の額に換算すると

 (0.007+0.020+0.073)×365÷363 ≒0.1006%です。

実質コストは

 0.11772+0.1006= 0.21832%

でした。

eMAXIS Slimの方が0.02%低コストです。ニッセイはその他費用のうち、保管費用が少し高めでした。こちらは2017年11月までの実質コストということで若干データが古いので、次回発表を注目した方がいいですね。

 

この2つのファンドを買う理由

MSCI Kokusaiに連動するファンドは長期で資産運用したい場合には優れた商品だと思います。少なくとも日本株だけを買うよりはいいでしょう。

 

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このグラフは上から米国の株価指数S&P500、iShares MSCI Kokusai ETF、MSCI Japanに連動したETF、新興国に連動するETF VWOの10年チャートの比較です。

MSCI Kokusaiは基本的に右肩上がりです。経済絶好調なアメリカの力が強いのでしょう。少なくとも過去10年では日本株や新興国に投資するよりは効果的でした。

ただ、アメリカ一本に投資した場合に比べては非効率的なのかもしれません。それでも私はMSCI Kokusaiに連動するニッセイ外国株式とeMAXIS Slim先進国をメインにしています。

今後もアメリカ一強が続く保証はないので、他の国にも投資しておきたいです。アメリカ以外の先進国にも投資できるファンドとして重宝しています。

この2つのファンドをメインにして、「楽天・全米株式(楽天VTI)」と「SBI新興国株式インデックス」で米国と新興国の比率を少し上げるような積み立てをしています。

 

米国株だけに投資した方が利益を最大化できるという考え方もありますし、私もそうなんじゃないかなと思いつつあります。でも

 「一国集中は少し不安」

 「他の国にも希望を見たっていいじゃないか」

というアバウトな理由でこのような投資スタイルになっています。

 

eMAXIS Slim 先進国株式とニッセイ外国株式はどっちがいいの?

eMAXIS Slim先進国とニッセイ外国株式はどっちを買ってもいいと思います。同じ指数をターゲットにしている以上、成績は似たりよったりですし。

コスト差で選ぶのであれば次回のニッセイ外国株式の決算発表を待ってからの判断でいいと思います。ただ、前述したとおりコストもそこまで大きな差はつかないのではと勝手に予想しています。

あと、ニッセイ外国株式はベンチマークから一時的に乖離するというインデックスファンドとしてやってはいけないことを過去2回ほどやらかしちゃってます。その点が気になるならeMAXIS Slimでしょうか。とはいえ、eMAXIS Slimでも同じようなことが起きないとは言えないので、私にとっては決め手にはならないです。

 

私はeMAXIS Slim先進国が低コストだったので積み立てを始めましたが、その後にニッセイ外国株式も信託報酬を引き下げたので、ニッセイも並行して積み立てちゃっています。

次回発表のニッセイ外国株式の実質コストが酷かったら積み立ては止めるかもしれません。ですが、余程の差がつかない限りは両ファンドとも買い続けてしまうでしょう。

投資始めてから一番利益をもたらしたのが「ニッセイ外国株式」ですから、愛着があるんです。 僅かなコスト差より愛ってことですか(じゃあ、eMAXIS買うなよって話ですけど)。

 

こちらは米国株の比率を上げるために勝っている楽天VTIの記事です。

新興国はSBI新興国インデックスファンドを買っています。


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