おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

インデックス投資と米国株の記録。流れに身を任せてお金を増やす。

新興国株式に投資するインデックスファンドのコストや成績を比較

(2019.2.9ポートフォリオ、パフォーマンスを更新)

未来の成長が期待される新興国。

 

「でも、どこに投資したら良いか分からないな」

「リスク高そうだし、あまりお金をかけたくないな」

 

そんな時は新興国を投資対象とするインデックス型の投資信託を積み立てるのが第一歩だと思います。

 

では、今選ぶべき新興国のインデックスファンドはどれでしょうか?

ここでは、新興国に投資するインデックスファンドのポートフォリオやコスト、パフォーマンスを見ていきます。

 

 対象は以下のインデックスファンドです。

・emaxis slim新興国株式インデックス
・ニッセイ新興国株式インデックス
・たわらノーロード 新興国株式
・楽天・新興国株式インデックス(楽天VWO)
・SBI・新興国株式インデックス

 

実質コストは「eMAXIS Slim新興国株式」と「SBI・新興国株式」が優位です

まずは純資産と実質コストの比較です。

新興国のインデックスファンドのコストは高めです。できるだけ低コストのファンドを選びたいところです。

また、純資産が大きい方が将来の繰上償還のリスクが小さくなります。純資産も考慮しておきたいですね。

 

f:id:ontsuji96:20190209094820p:plain

純資産は「eMAXIS Slim新興国株式」が130億円間近。他のファンドを大きく引き離しています。

新興国のインデックスファンドでは「eMAXIS Slim新興国株式」が独り勝ちの状態ですね。

 

ですが、信託報酬と実質コストに注目してください。

1月に発表された「SBI・新興国株式」の実質コストは「eMAXIS Slim新興国株式」と同程度の低コストでした。

少なくともコスト面では「eMAXIS Slim新興国株式」の独り勝ちではなくなりました。

この先、「SBI・新興国株式」の人気が上がってくるのか注目です。

 

「SBI・新興国株式」の実質コストについてはこちらの記事にも記載しています。

SBI・新興国株式インデックスの実質コストがeMAXIS Slim並みだった - おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

 

一方で「ニッセイ新興国株式」の実質コストは1%超と凄いものがありますね。。。本当なんでしょうか?

この件については次の記事で紹介しています。

ニッセイ外国株式とニッセイ新興国株式の実質コスト 驚きの結果に - おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

 

各ファンドのポートフォリオ

次に各ファンドのポートフォリオを見てみます。

 

これは採用する株式指数によって決まります。

今回取り上げたファンドの採用指数は次のようになっています。

 

◆MSCIエマージング・マーケット・インデックス

 ・emaxis slim新興国株式インデックス
 ・ニッセイ新興国株式インデックス
 ・たわらノーロード 新興国株式

 

◆FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)

 ・楽天・新興国株式インデックス(楽天VWO)

 

◆FTSEエマージング・インデックス

 ・SBI・新興国株式インデックス

 

大まかな違いを説明しておきます。

 

・MSCIエマージングには韓国が含まれます

・FTSEエマージングには韓国は含まれません

・FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップは小型株にも投資します。


大体、こんな感じです。 

 

ちなみに「楽天・新興国株式(楽天VWO)」はバンガード社のETF「VWO」を購入するだけのファンドです。現物株式に投資しているわけではありません。

同じように、「SBI・新興国株式インデックス」もチャールズ・シュワブ社の「シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティETF(SCHE)」を購入するファンドですね。

 

 

では、「MSCIエマージング」、「FTSEエマージング」、「VWO」のポートフォリオを見てみましょう。

※MSCIエマージングは同じ指数を採用している「iShares MSCI Emerging Markets ETF」のデータを掲載しています。

投資対象国の比率

まずはどの国に投資しているのかを見てみます。

各指数の投資対象国の内訳です。

MSCIエマージング  (2019.02.07)

「eMAXIS Slim新興国株式」が採用するMSCIエマージング・インデックス。

投資対象国は以下の24ヵ国です。

f:id:ontsuji96:20190209101356p:plain

上位10ヵ国は次のようになっています。

f:id:ontsuji96:20190209101713p:plain

中国、韓国、台湾で55%を占めます。

新興国全体に投資するといっても東アジアに大きく偏ることが特徴です。

「eMAXIS Slim新興国」を買う場合は、東アジアの株価に大きく左右されることを意識しておいた方がよいです。

FTSEエマージング  (2019.01.31)

「SBI・新興国株式」の採用指数であるFTSEエマージング。

投資対象国は以下の23ヵ国です。MSCIエマージングから韓国が抜けています

f:id:ontsuji96:20190209102152p:plain

上位10ヵ国の比率です。

f:id:ontsuji96:20190209102456p:plain

韓国が抜けるので東アジアの比率はMSCIエマージングより小さくなります

まあ、それでも中国、韓国で45%を占めるので、この2か国の株価に大きく影響を受ける点は変わりません。

 

私はどちらかというとFTSEエマージングの国別構成の方が好みです。

これからも人口が増加し続け、急激な経済成長が期待できるインドの比率がMSCIエマージングより大きくなるからです。

 

VWO(2018.12.31)

次は「楽天・新興国株式(楽天VWO)」の投資対象であるVWOです。

VWOの投資対象国はFTSEエマージングの23ヵ国と同じです。

上位10ヵ国の比率だけ見てみましょう。

 

f:id:ontsuji96:20190209103154p:plain

こちらも中国、台湾で45%を占めます。

 

上位10銘柄

新興国株式インデックスはどのような企業に投資しているのでしょうか。

組入銘柄のTOP10を掲載します。

MSCIエマージング  (2019.01.10)

「eMAXIS Slim新興国株式」の採用指数であるMSCIエマージングの上位銘柄です。

f:id:ontsuji96:20190209103757p:plain

大半を中国企業が占めます。

テンセントアリババといった世界的にも有名な中国企業が1,2位です。

5位のナスパーズは南アフリカのインターネット・メディア企業です。

世界130ヵ国以上でサービスを展開しています。


9位のリライアンス・インダストリーズはインドのコングロマリット企業。石油・ガス開発やバイオテクノロジーなどを扱っています。

FTSEエマージング  (2019.01.31)

続いて「SBI新興国株式」の採用指数であるFTSEエマージングの上位銘柄です。

f:id:ontsuji96:20190209104658p:plain

FTSEエマージングには韓国が含まれないので、サムスン電子が入りません

それ以外はMSCIエマージングとほぼ同じですね。

9位のイタウ・ウニバンゴはブラジルの銀行グループ会社です。

 

VWO(2018.12.31)

「楽天・新興国株式(楽天VWO)」の投資対象であるVWOの上位銘柄です。

f:id:ontsuji96:20190209105029p:plain


VWOのデータはまだ2018年12月のものです。

上位銘柄はFTSEエマージングとほぼ同じですね。

9位のHousing Development Finance(HDFC)はインドの金融会社。住宅ローンが主な事業です。

各ファンドのパフォーマンス

最後に各インデックスファンドの年間の騰落率、月足の長期チャートを見てみます。

年間パフォーマンス比較(2019.01.31)

 年間パフォーマンスを比較します。

「MSCIエマージング」と「FTSEエマージング」でパフォーマンスに差はあるのでしょうか? 

f:id:ontsuji96:20190209110012p:plain

比較のため、米国のみに投資する「楽天・全米株式インデックスファンド」と世界中に投資する「楽天・全世界株式インデックスファンド」も載せておきました。

 

ここ3カ月間で新興国株が上昇してきていますね。短期間ですが米国株のパフォーマンスを上回っています。

2018年は新興国の株安、通貨安が進んだ分、反発も大きいということでしょうか。

 

新興国のインデックスファンドの中では、「SBI・新興国株式」が過去1年のパフォーマンスで最も優れています

2018年に株安が進んだ韓国が含まれないことが幸いしているのでしょう。

「MSCIエマージング」を指数とするファンドの中では「eMAXIS Slim新興国株式」が最も優れています。

低コストであることも他のファンドとのパフォーマンス差に影響しています。

 

月足株価チャート(2019.02.09)

MSCIエマージングを指数とする「iShares MSCI Emerging Markets ETF」と「VWO」の10年チャートを見てみます。

果たして現在の株価は上昇トレンドなのでしょうか?

 

■MSCIエマージング(iShares MSCI Emerging Markets ETF)

f:id:ontsuji96:20190209194251p:plain

 

■VWO

f:id:ontsuji96:20190209194418p:plain

黄色い線が12ヶ月の移動平均線。青は24ヶ月、赤は60ヶ月です。

 

1月は反発しましたが、2月に入ってからは落ちてきていますね。

12ヶ月移動平均線も下向き。長期で見ると上昇トレンドとは言えないようです。 

 

 

まとめ~新興国は「eMAXIS Slim 新興国株式」か「SBI・新興国株式」を選ぼう

1月は新興国株式の価格が上昇していることが見て取れました。

これはアメリカの利上げが一時停止したことも追い風になっていると思います。

ただ、ここに来て米中貿易交渉の行方が不透明になってきたので、また下落トレンドに戻るかもしれません。

 

それでも、長期的に見ればインドや中国は将来アメリカのGDPを追い抜くと予想されていますから、投資を続けていれば報われる可能性があると思います。

成熟しきった日本やヨーロッパよりは上昇余地が大きいのではないでしょうか。

 

では、新興国に投資するならどのインデックスファンドがいいのか?

 

実質コストとパフォーマンスの両面で優位に立つ「eMAXIS Slim新興国株式」と「SBI・新興国株式」の2択だと思います。

前述した通り、この2つのファンドの違いは韓国が含まれているか、含まれていないかです。

サムスン電子等の韓国企業にも投資しておきたいという人は「eMAXIS Slim新興国株式」を。

韓国企業は入れずにインドや南アフリカ等、他の国の比率を少し上げたいという場合は「SBI・新興国株式」がいいと思います。

 

私はインドの比率を少しでも上げたいので「SBI・新興国株式」を買っています。

 

早く含み損解消されないかな~。

長い目で待ち続けましょう。

 

  

関連記事の紹介です。

世界経済の中心であるアメリカのみに投資するインデックスファンドのポートフォリオ、コスト、パフォーマンスを比較しています。

 

先進国株式型のインデックスファンドの最新データはこちらで掲載しています。

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

良ければクリックお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へにほんブログ村 株ブログ 米国株へ