おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

流れに身を任せていたら外資系のIT企業で働いていました。そんな私が投資とか趣味について書き連ねる日記です。インデックス投資と米国株がメインです。

MENU

eMAXIS Slim米国株式より楽天・全米株式を押していきたい理由

楽天VTIの実質コストが0.3%超と少し高かったこともあり、「楽天VTIよりeMAXIS Slim米国株式でしょ」と思う時もあります。ネットでもそのような意見を目にするようになりました。ですが、私は楽天VTIを押していきたいと考えています。

f:id:ontsuji96:20181003234115p:plain

え?理由?

そりゃ~、、、eMAXIS Slimって皆が努力を重ねてしのぎを削っていた時に、超金持ちの親(=巨額なマザーファンド)を引き連れて乱入してきた感がありませんか?なんかもやもやするんですよ~。

なんて身も蓋もない感想が無いわけではありませんが、実際の理由はVTIの方が商品として魅力的と感じたからです。あくまで私にとってはですけど。

実質コストだけでは比較できない

「eMAXIS Slim米国株式の方が楽天VTIより実質コストは低くなるよね。それならeMAXIS Slim米国株式の方が良いかな」

と考えることもあります。

これが、「eMAXIS Slim先進国」と同じMSCI Kokusaiをベンチマークとする他のファンドとの比較であれば、有無を言わさず"Yes"でしょう。インデックスファンドである以上、ベンチマークが同じなら運用成績は同じ、後はコストの差で勝負するしかないのですから。

しかし、楽天VTIと eMAXIS Slim米国株式はそもそもベンチマークとする指数が違います。だから実質コストの前に考えることがあります。VTIとeMAXIS米国株式がベンチマークとするS&P500はどちらが魅力的なのか?それとも大差ないのか?ということを。

VTIとS&P500の成績

eMAXIS Slim米国株式のベンチマークであるS&P500はアメリカの大型株500銘柄で構成されています。これに対してVTIは中小型株を含む3600程度の銘柄で構成されています。S&P500がアメリカの株式時価総額の75%を占めるのに対し、VTIは99%、ほとんどアメリカの株式全体をカバーします。

 ではVTIとS&P500はどちらが成績がいいのでしょうか?

f:id:ontsuji96:20181007213902p:plain

これは過去2年のVTIとS&P500のチャートです。濃い青色がVTIです。

ほとんど変わらないですね。。。S&P500を下回っているときもあります。

う、、不都合な真実。

もっと長期のチャートを見てみましょう。インデックス投資をしている人は長期投資が基本でしょうから。

f:id:ontsuji96:20181007214535p:plain

これは2001年からのチャートです。S&P500が+135.49%、VTIが+162.97%とVTIはS&P500を27%アウトパフォームしています。年間に直すと1.5%程度ですね。長期ではVTIの方が成績が良いです。もちろんこれが将来も繰り返される保証はないですけど。

う~ん。こういうのって自分に都合の良いデータを切り出して無理矢理納得させてるみたいなところありますね。。

VTIは中・小型株の上昇の恩恵を受ける

長期チャートで見るとVTIの成績が良いのは中・小型株の株価上昇を取りこめるからでしょうか。VTIの10%は小型株です。小型株は景気が良いときは大型株よりはるかに上昇します。

小型株に投資するETF 「iShares Core S&P Small-Cap ETF (IJR)」とS&P500を比較してみます。

f:id:ontsuji96:20181007215636p:plain

長期で見ると凄いですね。約20年でS&P500を3倍アウトパフォームです。この小型株の株価上昇効果がVTIのパフォーマンスに反映されているのだと思います。

小型株は景気が悪いと下落幅も大きいですが、VTIに占める割合は10%程度なのでリスクは分散できるでしょう。

一方でS&P500に中・小型株が入ってくることは無いので、この小型株効果は得られません。

長期での小型株上昇の恩恵を受ける可能性があるVTIの方が私には魅力的に映りました。例えば今の小型株に将来のAmazon,Googleのような企業があるかもしれません。楽天VTIであればその企業の株価上昇の恩恵を最初から受けられます。eMAXIS Slimではその企業がS&P500に採用されてからでないと恩恵を受けれません(これも僅かな差でしかないかもしれませんが、、)。

S&P500の銘柄入れ替え

eMAXIS Slim米国株式が長期的に見ると少し不利と思える点にS&P500の銘柄入れ替えがあります。S&P500は年に1回、構成銘柄を入れ替えます。今年もMSCI社が入り、CSRAと言う会社が除外されました。

銘柄入れ替えが発生するとインデックスファンドは除外された銘柄を売却して、新しく入った銘柄を購入する必要があります。S&P500から除外された銘柄は株価が下がるので、ファンドは安い価格で売ることになります。逆にS&P500に新しく入る銘柄は株価が一時的に上昇しますから、ファンドは本来の価値より高い株価で買わねばなりません。この銘柄入れ替えに伴う株式の売買を長期的に繰り返せば投資効率が下がると言われています。

eMAXIS Slim米国株式にはこの銘柄入れ替えが毎年発生しますが、楽天VTIには殆ど発生しないでしょう。元々全米の99%の株式で構成されているのですから。これも楽天VTIを選択した理由です。

コスト差より別の要因で選びたい

というわけで私は長期的に見ればVTIの方がパフォーマンスが良くなるのではないかと言う理由で楽天VTIを押しています。

当然、これらは私の希望的観測が多分に含まれているので何のあてにもなりません。

例えば、

「S&P500は優良企業のみで構成されている。だからVTIより安定している。」

という意見もあると思います。それも間違いでは無いのでしょう。

ただ、eMAXIS Slim米国株式と楽天VTIの実質コストはそこまで大差はつかないと予想しています。0.1%以内に収まるのではないでしょうか。そのコスト差よりは別の要因で投資成績に差がつくと予想しています。

ですので、僅かなコスト差にこだわるよりかは「小型株をも含むVTI」と「優良株だけで構成するS&P500」どちらにメリット、希望、安定感を感じるかで選びたいと言うのが感想です。

私は長期的なVTIのパフォーマンスを期待して楽天VTIを選びます。

 

eMAXIS Slim米国株式について書いた記事です。

 私の保有投資信託を書いています。楽天VTI、eMAXIS Slim先進国は保有しています。

クリック頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ