おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

流れに身を任せていたら外資系のIT企業で働いていました。そんな私が投資とか趣味について書き連ねる日記です。インデックス投資と米国株がメインです。

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SBI新興国株式をeMAXIS Slim新興国、楽天VWOと比較する

私は新興国への投資としてSBI新興国株式インデックスファンドを積み立てています。個人的には「eMAXIS Slim新興国株式」や「楽天VWO」といった他の新興国ファンドより好みです。その理由は何でしょうか。

(2018.10.27更新)

 

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SBI新興国株式を選んだ理由は採用する指数にある

新興国株式に投資するインデックスファンドは幾つかありますが、これを選んだ理由は「FTSEエマージング・インデックス」をベンチマークとしているからです。

FTSEエマージングはフィナンシャル・タイムズ社とロンドン証券取引所が共同で算出している新興国株式の指数です。

「SBI新興国株式」はこの指数に連動する「シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF(Schwab Emerging Markets Equity ETF)」というETFを買い付ける投資信託です。楽天VTや楽天VTIと同じ方式ですね。

 

他に新興国株式の指数として代表的なものに「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」があります。低コストで有名な「eMAXIS Slim新興国株式」等、新興国に投資するインデックスファンドはこれをベンチマークとしているものが多いです。

私がFTSEに連動する「SBI新興国株式」を選んだ理由は両指数の国別構成比率の違いによります。

両指数の国別比率は次のようになっています。

■ 2018.10.25 時点の国別比率

FTSEエマージング MSCIエマージング
% %
中国 35.67% 中国 30.18%
台湾 12.81% 韓国 14.11%
インド 11.30% 台湾 11.66%
南アフリカ 7.99% インド 8.46%
ブラジル 7.18% ブラジル 7.76%
ロシア 4.19% 南アフリカ 6.01%
メキシコ 3.63% ロシア 3.93%
タイ 3.34% メキシコ 3.13%
マレーシア 3.00% タイ 2.50%
インドネシア 2.04% マレーシア 2.47%

※FTSEは「Schwab Emerging Markets Equity ETF」、MSCIは「iShares MSCI Emerging Markets ETF」の情報です。

 

大きな違いはMSCIの方には韓国が含まれていることです。

これによってMSCIは全体の60%近くが東アジアで占められてしまい、何かバランス悪いな~と感じます。そもそも韓国って新興国って感じがしないです。サムスンやLGのような世界的な大企業がありますが、日本と同じように高齢化社会に突入すると言われているので、新興国に期待する経済の急成長が起きるか疑問です。

一方で、FTSEでは韓国は先進国扱いなので、新興国の指数には入りません。

FTSEエマージングの方が東アジアへの偏りが比較的小さく、何か成長が期待できそうなインドの比率も大きくなるので、FTSEを指数としているSBI新興国株式を選びました。

SBI新興国株式の上位銘柄

「SBI新興国株式」の上位10銘柄は次のようになっています。

■2018.9.28時点の上位10銘柄

銘柄 業種 %
テンセント 中国 情報技術 5.27
台湾セミコンダクター 台湾 情報技術 4.63
アリババ 中国 情報技術 4.02
ナスパーズ 南アフリカ メディア 2.06
チャイナ・コンストラクション・バンク 中国 金融 1.75
バイドゥ 中国 情報技術 1.42
中国工商銀行 中国 金融 1.28
リライアンス・インダストリーズ エネルギー エネルギー 1.21
チャイナ・モバイル 中国 通信 1.18
ヴァーレ ブラジル エネルギー 1.16

米国と違って知らない企業がいっぱいですが、 テンセント、アリババ等は世界的にも有名な中国のIT企業ですね。

eMAXIS Slim新興国の場合は第3位に韓国の「サムスン電子」が入ってきます。

 

SBI新興国はコスト争いに勝てるのか

「SBI新興国株式」に必要なコストは目論見書では次のようになっています。

運用管理費用(信託報酬) 年0.0648%
内訳 委託会社 年0.0216%
販売会社 年0.0216%
受託会社 年0.0216%
投資対象ファンドの信託報酬 年0.13%
実質的な負担 年0.1948%

 年間0.1948%です。

設定から1年たっていないので実質コストはまだ出ていません。

ただ、SBIが出している類似の商品として『EXE-i 新興国株式・インデックスファンド』があります。これは2017年5月13日~2018年5月14日の実質コストが0.411%でした。

EXE-i 新興国株式は「シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF」と「i シェアーズ・コア・MSCI・エマージング・マーケッツETF」の2つのETFを買うファンドです。「SBI新興国株式」は購入するETFを一つに絞っているので、この実質コストを下回るのではないでしょうか?

eMAXIS Slim新興国や楽天VWOよりおすすめ?

「SBI新興国株式」は他の新興国に投資するファンドと比べて優れた商品なのでしょうか?私の場合は消去法でこれが残りました。

eMAXIS Slim新興国は東アジアに集中しすぎ

前述したとおり、eMAXIS Slim新興国のようにMSCIエマージングをベンチマークとしているファンドは東アジアに偏っているために買いませんでした。

ちなみにeMAXIS Slimの実質コストは0.39%だったので、「SBI新興国株式」はこれを何とか下回ってほしいものです。

VWOを買う楽天・新興国株式は小型株を含む

SBI新興国株式同様、FTSEエマージングに連動するファンドとして「楽天・新興国株式インデックスファンド」があります。ヴァンガード社のVWOを買うファンドです。

VWOは同じFTSEエマージングでも、「FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス」に連動します。これには新興国株の小型株も含まれます。小型株を含まない「SBI新興国株式」よりリスク高めかも。

私の保有資産に対する新興国株の比率は数%にすぎないので、わざわざ小型株まで投資する必要はないという理由で選びませんでした。

ちなみに楽天・新興国株式の実質コストは約0.6%だったそうです。少し高いですね。SBI新興国株式はこれより低コストになるのではと期待しています。

 

パフォーマンスに差はあるのか

では、SBI新興国株式、eMAXIS Slim新興国株式、楽天VWOでパフォーマンスに差はでるのでしょうか。採用する指数が違うので差があるかもしれませんね。SBI新興国株式が採用するFTSEエマージングの方が安定していないでしょうか。

 

下はFTSEエマージングに連動する「シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF」、MSCIエマージングに連動する「iShares MSCI Emerging Markets ETF」のチャートです。

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か、変わらない。。。

過去5年間のチャートでは変わりません。もっと期間を伸ばすとMSCIエマージングの方が良かったりします。よくよく考えると、サムスン電子やLGが入ってた方がパフォーマンス良い気がするので当然でしょうか。

次にFTSEエマージングをVWOと比較してみましょう。

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こっちも大差ないですね。最近の株安では小型株が入っているVWOの方が下げている感じはありますけど、こだわる程の差はないと思います。

 

まとめ~コストが変わらないなら好みの方を選べばいい

FTSEエマージングとMSCIエマージングのパフォーマンス自体に大差はないので、最優先で考慮すべきはコストでしょうか。SBI新興国株の実質コストがeMAXIS Slim新興国と同程度なら選択肢としてありだと思います。

楽天VWOは実質コストが高かったので、バンガードのファンでもない限り選ぶ理由は無いかな~。

あとは好みの問題だと思います。

私は新興国株式は安定性を期待して買うのではなく、将来の急激な経済成長を期待して買うものだと思っています。そういう意味では既に成熟していそうな韓国が含まれているeMAXIS Slim新興国株式よりはSBI新興国株式の方が好みです。

どちらにしても新興国は値動きが激しく、先進国のように右肩上がりの成長とはいかないので、自分の資産に占める比率を低く調整しておくのが安全ですね。

 

新興国株式は話題のeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)にも10%近く含まれます。私には10%は高すぎるのでSBI新興国株式を買っています。

 

インデックスファンドのメインは先進国株式のファンドが安定しているので安心だと思います。


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