おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

流れに身を任せていたら外資系のIT企業で働いていました。そんな私が投資とか趣味について書き連ねる日記です。インデックス投資と米国株がメインです。

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eMAXIS Slim米国株式 楽天・全米株式を追い抜けるか

2018年7月、超低コストのeMAXIS Slimシリーズに『eMAXIS Slim米国株式』が誕生しました。S&P500指数と連動する投資信託です。

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 これにより米国一本に投資できる投資信託『楽天VTI(楽天・全米株式)』と『iFree S&P500』に超強力なライバルが生まれました。コストの面からeMAXIS Slimの方が有利だという声が多いように感じます。

 

eMAXIS Slim米国株式は純資産が増えれば信託報酬が下がる

eMAXIS Slim米国株式の売りは勿論コストの安さです。

7月に発行された交付目論見書では信託報酬は『年率0.1726%』とあります。他のファンドと比較するとこうなります。

  eMAXIS Slim 楽天VTI iFreeSP500
信託報酬 0.1728% 0.1296% 0.243%
投資信託証券への報酬 - 0.0400% -
合計 0.1728% 0.1696% 0.243%

 iFreeよりはるかに低コストです。楽天VTIは2018年6月に発行された交付目論見書に記載されていたものですが、eMAXIS Slimはこれに次ぐ低コストです。

楽天VTIの方が信託報酬は安いんですね。ただ、eMAXIS Slimは純資産が増えると信託報酬を下げると述べています。

目論見書では以下のような感じです。

  • 純資産500億円未満             ・・・0.1728%(税抜0.160%)
  • 500憶以上、1,000億円未満・・・0.1674%(税抜 0.155%)
  • 1,000億円以上                     ・・・0.162%(税抜0.150%)

純資産が500億を超えれば楽天VTIを下回るということでしょうか。ちなみに現在の純資産は41.8億円です。 

純資産の伸びは楽天VTIとほぼ同じ

楽天VTIの信託報酬は激安ですが、先日報告された運用報告書での実質コストは0.3%程度でした。eMAXIS Slim米国株式はまだ実質コストはわかりません。初回決算日は2019年4月25日ですから、実質コスト判明までもう少し先ですね。

初回決算日までに純資産が500億を超えることはないでしょう。今のeMAXIS Slimと同期間経過後の楽天VTIの純資産は42.4億円(2018年1月9日)でした。設定から1年経過した今は239.6億円です。 単純に考えてeMAXIS Slimの純資産が500億を超えるのは2年以上かかるのではないでしょうか?となると、初回決算日でeMAXIS Slimがどれだけ信託報酬以外の隠れコストを抑えるかがポイントですね。

実質コストはマザーファンド次第?

eMAXIS Slimの実質コストはどのくらいになるのでしょうね。eMAXIS Slimシリーズのうち、『eMAXIS Slim先進国株式』は既に実質コストが報告されています。

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隠れコストは信託報酬の50%程度です。優秀~。楽天VTIは隠れコストが信託報酬とほぼ同額でした。これがそのままeMAXIS Slim米国株式に適用されると、実質コストは 0.1728×1.5=0.2592%

になります。楽天VTIの0.3%を下回りますね。

ただ、eMAXIS Slim米国株式が先進国株式と同じように運用できるかが不透明です。eMAXIS Slim先進国株式の方は『外国株式インデックスマザーファンド』という従来のeMAXISシリーズから存在していた巨額のマザーファンドを利用することで低コストを実現しています。

しかし、eMAXIS Slim米国株式は『S&P500インデックスマザーファンド』という別のマザーファンドを用いています。このマザーファンド、従来のeMAXISシリーズで使っているように見えないんですよね。他のブロガーさんの記事では新設したマザーファンドではないという情報もありますが。実質コストはこのマザーファンドの運用次第でしょうか。

iFreeのようにETFは買っていない。

楽天VTIはETFを買い付けるだけなので、ETFの経費も発生してしまいます。eMAXIS Slimはそんなことは無さそうです。

「そんなの当たり前だろ」と突っこみたくなりますが、もう一人のライバル「iFree S&P500」の保有銘柄一位はiShares Core S&P500 ETFだったりします。いっそのこと大和ブラックロックと名前を変えればいい!(ブラックロックはiSaresの販売会社です)

その点、eMAXIS Slimは保有銘柄の上位にETFは入っていません。余計な経費はかからなそうです。

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eMAXIS Slim米国株式 月次レポートより引用

 上位15位までの保有銘柄です。しっかり現物運用しているようです。レポートでは現物が94.58%、先物が3.35%でした。

eMAXIS、楽天、iFree、どれを買うべきか

eMAXISの実質コストがどうなるか不透明ですが、少なくともiFreeよりは低くなると思います。楽天VTIとのコスト差は下回ったとしても恐らく0.05~0.1%程度ではないでしょうか。私には大差ないように感じてしまうのですが、その差にこだわるならeMAXIS Slim米国株式の方が買いになるんですかね。

何れにせよ、今から積み立てを始める人はeMAXIS Slim米国株式を買うのもありだと思いますが、既に楽天VTIを積み立てている人は実質コストが判明してから乗り換えを検討でいいと思います。

それ以前に米国一本のこだわりが無い場合は『eMAXIS Slim先進国株式』でいいと思いますね。

「ここでその結論?」と言いたくなりますが、こっちも米国株が68%を占めていますから。何といっても現在の信託報酬は0.1172%。隠れコストが前述のとおり50%なら、実質コストは

0.1172×1.5=0.1758%

まさかの0.2%切りです。私のように国際分散投資を心がけている場合はこっちをメインにしてeMAXIS Slim米国株式か楽天VTIで米国株比率を調整した方が良さそうです。

 

と言うわけで、私は楽天VTIを積み立てていますが、まだeMAXIS Slim米国株式には乗り換えませんし、同時に積み立てることもしません。eMAXIS Slim先進国株式と同じように優秀な運用結果を残せるかが分からないので、運用報告書を待ちたいと思います。また、本当に実質コストだけで楽天VTIと比較していいのかという疑問もあります。その辺は次回に書いてみたいです。

 

iFree S&P500について書いた記事です。

楽天VTIについて書いた記事です。

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